![割れている鏡](https://hinomerush.com/wp-content/uploads/2023/05/wareteirukagami-1024x683.jpg)
前からうっすら意識はしていたつもりだったのですが前回のエリア代表選で改めて確信したことです。
自分の理解が浅かったなーと反省した部分でもあります。
ここでいう環境トップというのはその時代で考えられる、
一番強いデッキ≒一番使われているデッキ
のことです。
閃光のオブリビオン発売前でいう「エクスキューティー」がいい例ですね。
そうすると「いやいやエクスキューティー優勝しまくってるやん!」という反応が聞こえてきます。
たしかにエクスキューティーは一番結果を残してますし僕の意見とは矛盾してるように見えます。
しかし僕が言いたいのは「自分が優勝したいなら」という前提条件においてです。
単純計算で一番使われているデッキが一番優勝する可能性が高いのは自明です。
エクスキューティーが環境に一番多いならエクスキューティーが一番優勝する確率が高いでしょう。
しかしそれを自分のエクスキューティーが優勝する確率というところまで考えると答えは変わってくると思っていて、一番の原因は「ミラー後攻問題」です。(ミラーは自分と同じデッキタイプとの対戦のこと)
ミラー後攻問題は「ミラーきつすぎ問題」と「ラッシュデュエル後攻きつすぎ問題」をかけ合わせたものなんですが、
ミラーきつすぎ問題は、いうて大人が本気で考えまくり、しかもあちこちで最新の優勝レシピを簡単に参考にできる時代において同型のデッキで差をつけることは非常に困難を極めるということです。
ほぼ内容が同じデッキで対戦するということは、プレイングで差をつけることになりますがそれも大きな大会ほど対戦相手は猛者しかいないのでそうそう間違えないですし、そうなると引き運にかなり左右されてしまうことになります。
そしてもうひとつの問題点として「ラッシュデュエル、後攻きつすぎ問題」が挙げられます。
これはよく言われることですがラッシュデュエルはあらゆるカードゲームの中でも僕が観測する限りかなり後攻が不利なゲームです。
実際に今まで対戦してきた人の実に90%以上!が先攻を選択します。
これはけっこうとんでもない数値です。それほど先攻の優位性というのは圧倒的ということですね。
後攻の不遇さについては「【ラッシュデュエル】後攻って、不利なん?」という記事で語ってるので今回は割愛しますが、この記事からけっこう経ちカードプールが色々増えた今でも後攻の不遇さを一気に逆転できるほどの破壊力を持つカードはまだ登場していません。
この両方の問題を掛け算するとより問題点が浮き彫りになってきます。
30枚くらいは同じ内容のデッキ同士で後攻から捲るのはかなり難しく、それはじゃんけん勝負になりやすいです。
もちろんプレイヤーの腕次第でその中でもうまく相手と差をつけれる超天才もいるかもしれませんが仮に相手も超一流のプレイヤーと仮定するならカードのスペックの限界がある以上後攻の不利問題はどうしても避けては通れません。
うまく差をつけれたとしても勝率55%くらいだと思います。
であるなら頑張ってもミラー勝率55%くらいの環境トップデッキを使うのではなく、デッキ単位で環境トップに有利になれるデッキ選択をした方がまだ55%以上の勝率を望めると思うよ、というのが今回の趣旨になります。
「他のデッキと当たった時に~」とか色々意見はあると思いますが結局後攻ミラー問題がある限り自分が環境トップデッキで優勝できる可能性は低いので特にマッチ戦では環境トップデッキは使わない方がいいかなと思います。
ラッシュデュエルの大会はほとんど一位以外は二位でも一回戦負けでもあまり変わらないですしね。
であれば平均アベレージが高いデッキより優勝ピンポイントに絞った戦略でいった方がいいと思うわけです。
というわけで今回は以上です。
ではでは~。
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