2022年7月9日に新たなデッキ改造パック破滅のレクイエム‼が発売されました。
今回のパックの特徴や環境に与える変化などを考察していきます。
雑感
今回の改造パックでもかなり色んな種族が強化を受けています。
既存の未開の種族の底上げがメインです。
特に新規が多いのは、
- 水族(カッパ軍団)
- 獣戦士族
- 爬虫類族
- 闇属性ギャラクシー族
あたりでしょうか。
絞ってもけっこうありますね。
それぞれ見ていきます。
レジェンドは「アビス・ソルジャー」
今回のパックのレジェンドカードは「アビス・ソルジャー」一枚になります。
OCGでも登場しているカードで出た当初はOCGでもめちゃくちゃ強かった人気カードですね。
ラッシュではどうかというと
・下級ではまさにレジェンドクラスのステータス
・水属性を主体とするデッキでは十分採用圏内
・フュージョンデッキが流行ると一気に価値が上がるカード
といった印象。
ラッシュでは墓地のモンスターをデッキに戻すカードが多いのでモンスターのレジェンドは使いまわせたりするので魔法罠のレジェンドより使いやすい特徴があります。
しかもアビスソルジャーは下級なのでデッキの邪魔をしにくくフィールドのカードならなんでもバウンスできるのでかなり使いやすいカードと言えるでしょう。
ラッシュのバウンスは場合によっては破壊より強く、相手の次のドローフェイズのドローを減らすことができるのでうまく活用したいところです。
ただし手札を捨てるコストは「水属性」でないといけないので水属性を多用するデッキであることが必須条件となります。
紛らわしいですが「水族」ではなくて「水属性」がコストなのでアメイジングディーラーやシードラゴン・ナイトなどもコストにすることができます。
フュージョンデッキに対しては水を得た魚のごとく最強クラスの性能を誇ります。
相手の強力なフュージョンモンスターを直接エクストラデッキに戻すことができ、モンスターなので使いまわしもしやすく相手からしたら厄介極まりないです。
大会などでフュージョンデッキが流行ると一気に輝きを増すので来るべき日に備えて一枚持っておきたいカードと言えるでしょう。
連続強化!「水族」 カッパ軍団襲来
「水族」は前回のスペシャルパック「メガロードパック(詳しくはこちらの記事で解説)」からさらに新規カードが入り再び強化が入りました!
レジェンドもそうですがこの水族推しはなんなんでしょうかね。
特に目立つのはカッパのイラストが入ったカッパシリーズですよね。
これらのカッパシリーズは対通常モンスターに重点を置いた効果をしており、
公式のパラレルオーダーをそろそろどうにかしたいという思いがひしひしと伝わってきます。
水族と言えば「美☆魔女狩り」や「お母さんの嵐」など特定のテーマに強いカードが散見しており、そのどれもが大会で頻繁にみられるような強いデッキであることから「水族」は既存の強いテーマに対するアンチテーゼという立ち位置なのかもしれませんね。
このカッパシリーズの対通常モンスター性能は間違いなく優秀ですが個人的にはカッパシリーズが出たからと言ってパラレルオーダーが環境から激減するとは思えないです。
この理由については主旨がずれてしまうのでまた別の記事にしようと思います。
なので水族は強化はされたもののすぐに環境を大きく動かしはしないでしょう。
意外とサポートが豊富!獣戦士族
獣戦士族はこれといった分かりやすい壊れカードみたいなカードはなかったのですが意外と細かいサポートカードが優秀です。
今までエースの存在に不足していた獣戦士族ですが今回登場した「邪犬武闘神シバ」は非常に強力で条件さえ整えれば、
「邪犬武闘神シバ」からの「邪犬雷帝ドライヌ」からの「キャット・レディ」で合計6800ダメージ!と全く笑えない攻撃性能を持っているのでなめてかかると分からん殺しされます。
サポートは「獣機界トライク・フォックス」や「ビースト・サモナー」で手札から低コストで最上級モンスターを出したり、「世紀末獣機界ビーストギア・ワールド」でモンスターの能力を底上げしたり、
「不屈の世紀末獣戦士」で墓地の最上級を展開したり、
「獣機界奥義 獣之拳」で相手の攻撃を防いだり、
と意外にもサポートは十分というくらい充実していたりします。
おまけに今回「邪犬極刀ダンビラメシアン」という星7バニラが登場したので「潜入開始」まで使えてしまうという始末・・・。
あれ?シバの動き含め「幻竜にめっちゃ似てね(((」
くれぐれもワンちゃんにはご注意ください。
地味に最強のフィールド魔法をもらっていた、爬虫類族
爬虫類族の今回の最大の強化は間違いなくフィールド魔法「エリア33」でしょう。
発動条件にレベル3以下の爬虫類族が二体いることが条件ですが一度発動してしまえば爬虫類族バニラの攻撃力が600も上がります!
発動時にはレベル3以下の縛りがありますが発動後にはレベルの縛りがなくなるので今までフィールド魔法では最高の上昇値だった「フォローウィング・ワールド」の500パンプを上回る数値です。
フィールド魔法を割る手段が少ないデッキでは苦戦を強いられるでしょう。
ただそれさえしっかり意識して戦えれば他に突出した効果のカードはないので今後の強化次第で化ける可能性のある種族になりました。
今後に期待です。
破滅のレクイエム本命!闇属性ギャラクシー族
今回のパッケージも飾っている闇属性ギャラクシー族ですね。
今までのギャラクシー族は光属性が多かったのですが破滅のレクイエムでは主人公のライバルが使う闇属性ギャラクシー族が初めて本格的に収録となりました。
・・・といってもまだ種類は少なく、一つのデッキとして確立させるには少し心許ない印象。
闇属性で統一するメリットもこの弾では「ヴォイドヴェルグ・レクイエム」しかうまみがなく、主人公のライバルが使っていることもあり今後に期待がかかっているテーマ程度になる。
「ウルトラバイオレディ」は貴重な墓地封じの永続効果を持っているので闇属性ギャラクシー族デッキを組まないにしても持っておいて損のないカードでしょう。
破滅のレクイエム!!オススメカード三選!
私ヒノメが個人的に強いと思うこの弾のオススメカード三選は、
になります!
順に解説していきます。
・「スター・トランサー」
上級モンスターですが自身を墓地に送ることで手札のギャラクシー族をレベルを問わず特殊召喚することができます。
最上級モンスターも特殊召喚することができるので自身が上級モンスターであるデメリットも薄めてくれていて、この効果で星8ギャラクシー族を出した場合テンションマックス状態になります。
腐りずらいモンスター効果で貫通効果を付与できるモンスターは珍しく再利用もしやすいのでガンガン相手のライフを削っていくことができます。
ラッシュの貫通はまじで強いです。
闇属性ギャラクシー族のキーカードとなるであろうこのカードが文句なしのオススメカードです。
・「地獄河童ダイウェット」
カッパシリーズの中でも屈指の対バニラ性能を誇るダイウェットは水族デッキに限らずおススメできる一枚です。
下級なのでどのデッキに入れても腐りずらく、相手の墓地の星7バニラを相手の墓地の魔法カードの数だけデッキに戻します。
パラレルオーダーに限らず星7バニラを採用してるデッキは多いので迷ったらとりあえず入れとくというだけでも大きなリターンを得られる可能性は高いです。
おまけに墓地の「カッパ大帝リバースライダー」を特殊召喚できるというぶっ壊れ効果もありますが強制ではないのでこのカードだけ採用するというのも全然ありです。
・「スプレンディッド・Fマスター」
最後にアメイジング・ディーラー二枚でフュージョンすることができるスプレンディッド・Fマスターも紹介しておきます。
こいつの強さは一見分かりずらいのですがめちゃくちゃかゆいところに手が届くいいカードなんですよね。
効果ももちろん強いんですがそもそもフュージョンデッキの懸念点としてフュージョン素材が揃わなかったりフュージョン自体が来なかったりというのはフュージョンデッキを使ってる人なら誰でも経験したことがあると思います。
一枚でもフュージョンさえ引ければ「スター・リスタート」なりで回収もできるのでまず一枚目のフュージョンを引くことが肝心なのでアメイジング・ディーラーの三枚ドローはフュージョンデッキにはありがたい効果です。
しかしアメイジング・ディーラーは後半の方になると腐ってしまうデメリットもありますがこいつがエクストラにあるだけでアメイジング・ディーラーでフュージョンするという新たな選択肢が生まれます。
重要なのは「エクストラ」にあるだけでいい、というところでメインデッキの邪魔を一切しないでフュージョンデッキ全体のサポートをしてくれるところです。
フュージョンデッキも色々ですが効果もドローなのでどのフュージョンデッキに入れても腐ることはなくデッキのカードを掘り進めることができます。
こういう縁の下の力持ち的なカードは個人的に大好きです。
フュージョンデッキを使う方は是非。
まとめ
今回はデッキ改造パック破滅のレクイエム‼の考察をしてみました。
ギャラクシーカップの本戦ではこれらのカードも使えるので予選とは違うデッキとかが出てきたら面白いですよね。
今週末には最強バトルデッキシリーズも出るので新たなるラッシュデュエルの環境を楽しんでいきましょう!
ではでは~
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