【ラッシュデュエル】守りの時代の終わり

hibiwaretakabe

ラッシュデュエルは守りの時代は完全に終わっちゃったなぁと思ったので今回はそれについて話していこうかなと。




目次

守りの時代とは

そもそもそんな時代あったのかというと僕が勝手に言ってるだけなんですがラッシュデュエルで守りというのは今まではけっこう優秀な戦略でした。


ラッシュデュエルの特性として「下級モンスター」というのはほんとに重要な存在で、攻撃して相手にダメージを与えたりモンスターを倒したり最上級モンスターを出すためのリリース要因になってくれたり守備表示で置いて壁にしたりとほぼあらゆることができる万能な存在です


相手の場に仮りに最上級が三体並んでたとしても、こちらの下級をひたすら伏せまくっていればダメージなく、ラッシュドローによってこちらが優先的にデッキを掘り続けることができます。


そのため特定のカードが揃ったときに強くなる「コンボデッキ」との相性はよく、例えばダーク・リベレイションを複数積んでるデッキでひたすら下級魔法使いで耐えてリベレイションを撃ってから一気に反撃して返したり、
マキシマムやフュージョンデッキで必要なパーツが揃うまで下級モンスターをセットして耐え、パーツが揃ったら一気に攻めていく、という戦略はシンプルですが強力でした。


下級を多めに採用するのは最上級と違い仮りに引きすぎてもそこまで困ることもないし攻め手が少し遅れる程度のことでした。裏守備でセットしておけばダメージはないですからね。



しかしここ最近のこれでもかという「貫通系カード」の存在がその戦法をほぼ無に帰しました。



このブログでもたびたび話しますがラッシュの貫通はマジで強いです。


「真紅眼の黒竜」が場にいることを条件とする「黒炎弾」はバーンダメージでは最高峰の火力を誇る2400ダメージとレジェンドが必要な制約の代わりに大きなダメージを期待できます。


しかし「貫通!」はどんなモンスターも対象に使えて、最上級に使って相手の下級セットモンスターを殴れば黒炎弾クラスのダメージにも匹敵するダメージを容易に出せてしまいます。これが弱いわけないですよね。



この貫通系カードの増加に伴い(しかも装備魔法の場合永続的に効果が続く)ひたすら守って準備を整えるタイプのデッキは準備が整う前に焼き切られてしまう可能性が高く、今の時代で常勝しつづけるのは難しくなってきたというのが僕の最近の見解です。





守りの時代を終わらせた決定打「メテオ・チャージ」

流れ星

貫通自体はラッシュデュエルの初期からあり、「10sionMAX!!!」を含めたら今更なんじゃない?と思う方もいるかもしれません。


たしかにそれは一理あるのですが、それでもその二枚だけの時代はまだ守りの戦法も可能で、竜魔が流行った後にマキシマムデッキが結果を残していた時期があったことを考えると結果もちゃんと出せていました。
僕もユグドラゴを守りの戦法を駆使してよく使っていたので実感としてもまだいけるなという感覚はありました。


しかし完全に転機だと思ったのはメテオ・チャージが出たときです。
このカードは完全に守りの戦法を破壊してしまいました



「貫通系カード」というのはちょくちょくあったりはしたのですが基本は「一枚のカードに対して一枚貫通を付与する」というのが常識でした。

例えば「貫通!」は一体のモンスターに貫通を付与する。
大貫通!!」は手札のコストと大貫通!!の二枚を消費して二体に貫通を付与する。
といった感じです。


これだけであれば「貫通系カード」にはリスクもあるのでそれが採用のハードルとなっていたのですが、
「メテオ・チャージ」は使えるデッキの条件はありますが、とうとう禁断の「一枚で実質二体に貫通を付与する」というパンドラの箱を開けてしまったのです。




厳密にいえば貫通ではないですが相手の本来ならダメージを与えられない守備表示モンスター二体をこちらのメテチャを使ったモンスター(貫通付与)と相手のモンスターを一体攻撃表示にすることで相手のモンスター二体分に戦闘ダメージを与えられるので実質的にメテチャ一枚で二体分の貫通効果になってます。



メテチャのもう一つやってしまっているのが「攻撃表示に変更できる」という部分で、
例えば守備表示モンスターを貫通するカードだけであれば「デッキ内の守備表示モンスターの守備力をできる限り高くしておく」など構築面でリスクを補うことが多少できましたがメテチャはそれもさせません。


これは守りの戦法を殺すには十分過ぎました。


そして最近は貫通付与の装備魔法という永続的に貫通を与えられるカードが増えてきたのでより守っているだけでは差が開くだけという環境になってきてしまいました。





貫通環境は悪いことばかりではない

これらの理由から守りの時代は終わり守ってばかりでは勝てない、ということは勝つためには「攻めること」が必須条件だということが分かります。


この環境のことをここでは仮に「貫通環境」と呼ぶこととします。


先ほどからこの貫通環境に関してネガティブに聞こえる言い方ばかりしてしまったかもしれないですが貫通環境はなにも悪いことばかりではありません。


今まで守っていたデッキは攻めに重点を置いた構築に切り替わるかもしれませんし、その守りを主体とするデッキが消えて新たなデッキが結果を残すようになるかもしれません。


「時代が変わっただけ」でありカードゲームというのはそもそも環境がどんどん変わっていくのが自然でそれ自体も楽しいことです。


貫通環境は攻めるのが必須ですがじゃあやみくもに貫通系入れまくればいいのか、とか、一切守らないのがいいのかとかもちろんそういうわけではありません。


しかしライフの増減の速度はかなり加速していってると思うのでそのバランスや駆け引きをどうするかというのが今後の課題であり、デュエリストの腕の見せ所だと思います。


この貫通環境では守ってるだけで勝つのは難しいので僕の使ってるユグドラゴのようなマキシマムデッキは性質上積極的に攻めるのが苦手で逆風ですがそれもまた色々構築を見直すきっかけにもなりますしね(^^)



環境の変化も楽しんでラッシュデュエル盛り上げていきましょう!





まとめ

今回は守りの時代が終わったよという話をしてみました。


ユグドラゴとかは基本ひたすら下級で守ってパーツを集めていくのがどの型でも共通していたので何かしらの工夫がないとほんとにユグドラゴで勝つのは難しい環境だなというのが僕自身すごく痛感しています。


しかし守ってばっかりのデッキが強いというのも絵的にどうなの?(笑)ていうのもあるのでこの流れ自体は悪くはないと思ってます。
やっぱりラッシュデュエルは攻めてなんぼですからね!


ただあまりにサイバース族が空気なので勝手にこれは何かの伏線だと思っておきましょう・・・



今回の考察は以上です。


それではまた!


























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