![](https://hinomerush.com/wp-content/uploads/2023/08/toukyoubiggusaito1.jpg)
はい、年に一回のラッシュデュエル日本一を決める最大の祭典、「ギャラクシーカップ」に行ってきました~。
代表者64人がA~Pの16ブロックに分かれ1ブロック4人のスイスドロー形式で戦うんですが、
…残念ながらブロック代表にすらなれずここで敗退となりました。
今回の大会は結果こそ悪かったですが、調整から実際の大会当日までかなり色んな発見があり自分の経験値が増える大会で、この舞台で戦えたのはほんとにいい経験になりました。
参加できて本当によかったです。
負けて語るのもどうかというのはあるんですが、一応今回のギャラクシーカップの感想なんかをまとめておきます。
使用デッキ「スピアバースト」
![](https://hinomerush.com/wp-content/uploads/2023/08/6529-932x1024.jpg)
【スピアバースト】
デッキ40
モンスター27
最上級7
プルグラース・スピアース 3
碧牙の爆速竜 2
連撃竜ドラギアス 1
邪影ダーク・ルーカー 1
下級17
[レジェンド]漆黒の戦士ワーウルフ 1
ライトウェーブ・ドラゴン 3
マッドレア・アクエラ 3
超魔軌道マグナム・オーバーロード[L] 3
ことのはの妖精 3
フェニックス・ドラゴン 3
シードラゴン・ナイト 2
サテライトペガサス 1
業火の結界像 1
魔法7
[レジェンド]大嵐 1
傲慢な壺 3
グランド・エクストリーム 3
罠6
[レジェンド]激流葬 1
ノーバディ・スキャットシーフ 3
閃光のバリア -シャイニング・フォース- 2
エクストラ0
サイド15
魔装獣ギアパルド 2
ビックリード・ドラゴン 1
セブンスロード・エンチャンター 3
シードラゴン・ナイト 1
ディープシー・ハンター 1
監獄島アネ・ゴ・ロック 2
陰陽封陣 1
バックビート 1
[レジェンド]激流葬 1
ハーディフェンス・ミッション 2
対戦レポ
![](https://hinomerush.com/wp-content/uploads/2023/08/hinome6844_Two_youngmen_engaged_in_a_heated_battle_in_a_trading_c9f915cc-ebba-4e60-b6e2-22330749deef.jpg)
1試合目 【セブンスワンダー】
先〇×〇
1戦目
初手から事故もなく順調に試合運びしていきグランドエクストリームで墓地のセブンスロード含め素材を3体くらい戻せていい感じ。
そのままスピアの貫通でライフ削りきって勝ち。
2戦目
out
ダークルーカー
アクエラ3
激流葬
in
エンチャンター3
シードラゴン・ナイト
魔法の筒
相手かなり事故気味っぽくモンスター一伏せとバック一伏せエンド。
しかしこちらも初手が大嵐、グランドエクストリーム2、エンチャンター、シャイニングフォースとそこまで攻められない手札。
とりあえず相手の下級を残してはいけないので三伏せしてからエンチャンターで攻撃して無事にロードスターの戦闘破壊に成功する。
返し相手何もせずエンドとかなり手札が芳しくない様子。
こんなに有利対面なのに返しこちらのハンドが弱く相手返しに七宝船ひいてそっから回しまくってセブンスギアスにグレイスピア装備されて返せず負け。
3戦目
out
シャイニングフォース2
in
ビックリード
バックビート
グレイススピアを複数散見したため本来入れる予定はなかったビックリードを採用。最終戦。
お互い手札は悪くなく順調にデュエルが進んでいく。
相手のターン中に制限時間になりエクストラターンに入るがエクストラターン二ターン目
相手 ライフ8000
場 ドラギアス、グレイススピア装備セブンスロードマジシャン、一伏せ
こちら ライフ5500
伏せにグランドエクストリームのみ
という絶望的状況。
最後のドローでスピアース、ワーウルフ、シードラゴン、オバロL、ビックリードという神引きを決めシードラゴンで相手のバックのシャイニングフォースを確認しオバロLとリリースしてビックリードアドバンス召喚、グランドエクストリームでスピアース守備表示で特殊召喚攻撃表示にしてビックリードの攻撃力1000アップしてビックリードの効果で相手のドラギアスの攻撃力を0にしワーウルフを召喚して一斉攻撃。
逆転勝ち。
2試合目 【セブンスワンダー】
先××
1戦目
二ターン目にグレイススピアセブンスギアスを立てられてしまいそのままワンキル。
2戦目
二ターン目にグレイススピアセブンスギアスを立てられてしまいセブンスギアスを倒せず負け。
3試合目 【闇ギャラクシー】
後×〇-
1戦目
本日初じゃんけん負け。
お互い事故もなくゲームが進んでいくも中盤でこちらの罠がない時に堕天使ゼラートを出されてしまいこちらのフィールドを全て流されゼラート、クリュオサル2パンでライフを持ってかれて負け。
out
ことのは3
オバロL3
激流葬
in
エンチャンター3
シードラゴン・ナイト
魔法の筒
ハーディフェンス2
2戦目
1戦目がけっこう長く相手のデッキを見る限り「ヴォイドヴェルグ・ファランクス」が入ってなさそうだったので破壊罠フル投入で参戦。
この試合もかなり長期戦になってしまい相手ターン中に再びエクストラターンに突入。
シードラゴンナイトで少しずつ相手の伏せを確認しながらゲームメイクしていって相手の最終盤面がデッキ残り3枚の伏せがスキャットシーフ3枚が分かっている状態。
スキャットシーフが使えない状態まで持ってきたのでここぞとばかりに攻め込んでライフ差で勝ち。
今回の予選の特殊ルールで1勝1敗で時間切れを迎えた場合サドンデスは行わず引き分け処理になるため結果
1-1-1(1勝1敗1分け)でトナメは上がれず。
1試合目のワンダーの方が上に上がっていく形になりました。
試合後の感想
![](https://hinomerush.com/wp-content/uploads/2023/08/hinome6844_Person_with_arms_crossed_and_furrowed_brows_deep_in__8079d652-d599-4e33-8f1e-72e2652adc49.jpg)
完全にやらかしましたね。
「魔導槍グレイス・スピア」の存在を軽視し過ぎてたのが最大の敗因です。
もうこれに尽きます。
調整段階では僕も調整仲間もグレイススピアは控えめな採用で0か1がほとんどだったんですけど、実際に当たった構築は多分3かな?というくうらい多めに積んでいる構築で今思い返すとそれは正解で、完全にやられた!って感じです。
個人的な認識ではセブンスワンダーの最大の弱点は事故りやすさでただでさえワンダー関連と上級事故が多いデッキなのにそれにワンダー使用後にしか強くないグレイススピアを複数枚積むってどうなの?って思ってたのですが冷静に考えるとリスクとリターンのバランスで、ここまでリターンが大きいのならフュージョンの成功と事故の回避に特化すればたしかに3はありだなと思いなおしました。
気付けなかったな~
僕が使ったスピアバーストは弱点が攻撃力3600以上を出されるときついというのがあったのでこれがテンプレだと気付けてればそもそもこのデッキを使わなかったので完全にデッキ選択は失敗しましたね。
あと他に失敗だと思ったのは結局自分のターンの墓地メタではワンダーは止まらない、ということ。
効かないとまでは言わないですが相手側の運の上振れで全然ワンダー素材揃うんでグランドエクストリームとかで墓地を空にしても油断はできません。
これに関してはワンダー戦の試行回数を増やせば気付けた問題なので練習不足と言わざるを得ないです。
やはり普段の調整からデュエルのスピードを上げて試行回数を増やすことに注力すべきだったと反省しました。
そういう意味でも今回の構築は色々と穴もありもし予選上がってたとしても優勝できる構築ではないなという感想を持ちました。
ギャラクシーカップのデッキを決めるのに意識したこと
![](https://hinomerush.com/wp-content/uploads/2023/08/hinome6844_Charming_small_animal_curious_tilted_head_whiskers_t_5e8232f2-7384-4183-a518-b9a5ae6d22b9.jpg)
デッキ選択はかなり迷いました。
使いたいデッキや試したいことがたくさんあり過ぎてなかなか絞りきることができず、正直全ての考えられるパターンを満足いくほど調整できたかと言えばノーです。
ワンダーを使った対ワンダー、ハーピィ、海竜、楽器・・・etc
ハーピィを使った対ワンダー、ハーピィ、海竜、楽器・・・etc
海竜を使った対ワンダー、ハーピィ、海竜、楽器・・・etc
時間は有限なので絞らなければいけないし相手も必要です。
それでも二日前にはとりあえずデッキのアーキタイプだけでも決めちゃわないと構築の細かいところまで深掘りできないと思い「海竜マキシマム」か「バーストスピア」の二択まで絞り、海竜マキシマムはちゃんとデッキを完成させたのがギャラクシーカップ当日の週で、対戦していても練度が低く、これで本番に持ってくのは使いこなせる気がしなかったので迷った結果バーストスピアに決めました。
バーストスピアの説明をする前に僕が今回の大会においてこれは外したくないと思った条件がいくつかあり、それは
・セブンスギアスにワンキルされない
・できれば最上級は7枚
・傲慢な壺3が入れられる
・スキャットシーフメイン3
・メインアクエラ3
・フェニックス・ドラゴンのような下級で最上級をサルベージできるモンスター入り
こられをできる限り満たしたデッキにしたいということで結果スピアドラギにしました。
優先順位は上から高い順になっていますがもう少し掘り下げて説明します。
セブンスギアスにワンキルされない
![](https://hinomerush.com/wp-content/uploads/2023/08/madouryuukisisebunnsugiasu-300x226.jpg)
これは本選に出るような人なら誰でも一番に考えるところでしょう。
必須ポイントです。
厳密にいうならセブンスギアスにワンキルされないようにできるデッキは「ハーピィ」か「エクスキューティ」しかないんですが、星7以上を使うデッキでも数は少ないですがデッキによってはある程度対策できます。
例えば「ダーク・リベレイション」や「バトル左遷」なんかはセブンスギアスの馬鹿火力を止めることができます。
こんな感じでセブンスギアスを止める術はデッキに絶対に欲しいところです。
ちなみに僕のバーストスピアだと
オーバーロードL3、ことのは3、グランドエクストリーム3
の墓地メタメタでなんとか対策としました。
ですが結果論ですがこれでも対策としては弱かったです。
結局相手ターン中に止められる術がないのでワンダー側が強い動きをしたら相手ターン中にワンダーの素材揃えられちゃうんですよね。
だから弱くはないですけど別の対策手段も必要だったなと反省しています。
できれば最上級は7枚
これは僕の許容できる最上級枚数に起因するところです。
ここの枚数は人それぞれだと思うので詳細は活用しますが、優勝するためには7回勝たないといけないのでできるだけ上級事故で負ける試合を減らしたいというところから意識しました。
傲慢な壺3が入れられる
![](https://hinomerush.com/wp-content/uploads/2023/06/goumannnatubo-1024x771.jpg)
改めてラッシュデュエルの基本を考え直したんですが、やっぱり「初手」が一番と言っていいほど大事なんですよね。
ここで上級事故したらどんなに上手い人でもどんなに素晴らしい戦略を考えていても簡単に負けますし、使えるリソースがたったの5枚しかないのでその手札の充実性にデュエルの方向性がかなり左右されます。
なので初手をいかに安定させるかは非常に重大な問題なんですがそれを最も簡単にこなせるのが「傲慢な壺」です。
このカード本当に強い。
なのでこのカードをメインに3入れつつ魔法カードを他にあまり必要としないデッキが選択候補でした。
スキャットシーフメイン3
![](https://hinomerush.com/wp-content/uploads/2023/05/no-badelisukyattosi-hu-1024x770.jpg)
このカードは非常に用途の広い汎用なカードですが今回採用した一番の理由は「後攻ケア」です。
ラッシュの後攻はかなり不利で一生の課題ですがその中で最も使いやすいのがこのカードだと思ったので3枚の採用に至りました。
後攻でモンスターがあまり引けなかった時やドラギアスやアクエラなどで大ダメージを防ぎつつこちらの手札の質も上げれます。
メインアクエラ3
![](https://hinomerush.com/wp-content/uploads/2023/05/maddoreaakuera-1024x770.jpg)
これも単体性能の高さを買ってです。
下級としてのスペックの高さが桁違いなのでできればメインに3枚入れたいです。
一般的には星6破壊の方に着目してる人が多い印象ですがこのステータスで二回攻撃はかなりヤバいです。
セットされた下級で倒せないのは環境上「サイバー・グリフォン」と「ハーピィレディ系」くらいなのでそれ以外はこのカードで二枚の下級の処理が可能です。
このカードだけで与えるダメージの各定数がかなり変わってきます。
サイドではなくメインから入れたいカードです。
フェニックス・ドラゴンのような下級で最上級をサルベージできるモンスター入り
![フェニックス・ドラゴン フェニックス・ドラゴン](https://hinomerush.com/wp-content/uploads/2022/09/TqauKKfGTnKq3rl21GgdrQ-1024x768.jpg)
事故を極力回避するため最上級の枚数を7枚まで抑えてる訳ですが、上級事故と比べるとだいぶマシではありますが「下級事故」も立派な事故です。
昔は下級で壁にしてターンをしのぐこともそれなりにできましたが今は貫通系のカードがかなり増えてきてしまい下級ばかりで守ることも難しくなってしまいました。
なので下級事故を起こしたときに手札のカードを上級に変換できるモンスターは貴重だと最近自分の中の株を上げていました。
そういうモンスターがいると同時に最上級の枚数も多少抑えられるので最初の「最上級7枚」の理論にもつなげやすくなるメリットもあります。
バーストスピアを選んだ理由
これらの条件を踏まえて選んだのが「バーストスピア(ブルートュースバーストドラゴンとプルグラーススピアが軸のことから命名)」です。
上の条件を満たしてることはもちろん、セブンスワンダーが流行っている以上なにかしらの墓地メタをしてくる相手は多いと思ったので墓地のモンスターを戻されてもそこまで痛くないデッキが理想でした。
墓地を使わないでできる強力な戦法で候補に挙がってきたのがライトウェーブとブルートュースのコンボです。
これらは上記のカードが揃えば手軽に発動出来、攻撃力3000までのモンスターを破壊できるので、マキシマムが少ない今の環境では打点が高いモンスターでも「魔導竜騎士-セブンスギアス」や「魔導騎士-セブンス・チャリオット」、「フルドレスハーピィ三姉妹」など攻撃力が3000以下で収まっており(ここが誤算でしたが)ハーピィはフルドレスで貫通をつけるためにできるだけ下級も表にして殴ってきたりアクエラが流行っていたりでブルートュースは単体でも使える場面がけっこうあります。
最初に試していたドラギアスも悪くはなかったのですが、ライトウェーブのコンボがあまりに決まるのでブルートュースをもっと増やした方がいいとなり今の形に落ち着きました。
今回の経験を経ての改善点
![](https://hinomerush.com/wp-content/uploads/2023/08/hinome6844_Charming_small_animal_curious_tilted_head_whiskers_t_75e1b95a-de36-4cd1-a650-61b4782c1bde.jpg)
・イレギュラーはある前提で考える
どんなにこちらが考えていても日本トップのプレイヤーが64人も集まれば必ずこちらが予想していなかったカードやデッキが出てきたり当たるので、やはり使用デッキはどのデッキでも戦える柔軟性とワンチャン性能が必要だと感じた。
・調整相手もできれば複数人と対戦すべき
今回調整してくれた人のおかげで色々なことに気付けましたしアドバイスもいただいたりして本当にありがとうございました。
それと同時にやはりデッキを調整するなら同じ人と10回やるより10人と1回ずつやる方が新しいカードと出会え、変わった意見をもらえる確率は高くなるのでこれは意識したいなと改めて感じました。
たくさんの方とデュエルする機会は僕自身なかなかないのですが、この前のジャンフェスのようなイベントは今後も参加していきたいと思いました!
実際ジャンフェスで一回スピア付きのセブンスパラディンにボコされたんですがもっとボコされていたらあのカードの重要度に気付けたかもしれません。
・1ターン2分以内でデュエルする
これは実際にタイマーを準備してやっていたのですが、改めてよかったと思うので載せておきます。
公式の試合は1ターン3分が目安と言われています。
本番で緊張してしまうことも考えると1ターン2分で最適解を出せる訓練をしておいた方が時間配分を意識するうえで有利になりますし時間超過をすることはぐっと減るでしょう。
それで仮に80点のプレイングになってしまっても構わないと僕は思っていて、パレートの法則(ある集合内でのある事象の大部分(たとえば80%)が、その集合内の別の事象の一部(たとえば20%)に起因するという概念)で考えると残りのプレイング20点を上げるために使う時間より試合数を増やすことにリソースを使う方が結果経験値は増えると体感的にも感じているからです。
時間をたくさん使うタイプの相手と当たった場合相手を変えることはできないので(相手を責めるのも止めましょう×)せめてこちらが早くプレイできる技術を身に着けておくのはプラスだと思います。
まとめ
はい、こんな感じで負けてしまいましたが色んな経験をさせてもらって間違いなく前より強くなった実感はありますし、貴重な経験をさせてくれたギャラクシーカップと携わってくれた方々にはこの場を借りてお礼を申し上げます。ありがとうございました。
来年もできれば代表狙いたいですし、もっと上まで上がれるようにこれからもラッシュデュエルを楽しんでいきたいと思います!
ではでは今回はこんなところで。
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