【ラッシュデュエル】ブラック・ホールは無視してはいけない

ブラックホール1

どうも、ヒノメです。


今回は流行りに流行っている最新のレジェンドカード、ブラック・ホールについてあれこれ考えてみようと思います。

いっけんなにも考えることはなさそうなカードですがこのカードについての理解を深めることで使う側の時も使われる側の時もなにか意識が変わるんじゃないかという気がしたので研究していきます!


目次

ブラック・ホール問題の前書き

今最も採用率の高いレジェンドカードはブラック・ホールではないでしょうか?

新弾で登場したレジェンドカードで、フィールドのすべてのモンスターを破壊する超シンプルながら凶悪な効果は一瞬で今までの頑張りを無に帰します。

流行りのエクスキューティーにも多く採用され、ブラック・ホールからの一気に展開してからの攻めは勝負を決めるのに十分な決定力があります。


最近出た大会でも僕含め身内がこれのせいで負けた試合がかなり多かったので改めてこのカードについて研究する必要があるなと思いました。





ブラック・ホールのメリット

1.発動するための条件がかなり緩い。

2.墓地に送られた後「魔法石の採掘」でサルベージできる。

3.「ギャラクティカ・ジャメイヴュ」でアドバンテージを稼ぎながら回収できる。

4.相手の場のモンスターを全て破壊できる。

5.フィールドのモンスターを空にできる。

6.マキシマムモンスターを破壊できる。(一部のモンスターは除く)

7.相手に無効化されにくい


大まかにはこの辺りでしょうか。


1から順にもう少し深掘りしていきます。


必要ない方は「ブラック・ホールの特に強い点」まで読み飛ばしてしまって構いません。


1.発動するための条件がかなり緩い。

条件がなく単体で使えるカードで魔法カードの特性として引き次第自分のターンならいつでも使えてシンプルですが発動のしやすさは大きなメリットです。

同じレジェンドで似たような効果を持つ「聖なるバリア -ミラーフォース-」と比べると発動するのに相手の行動に依存しない破壊対象に表示形式を問わないケアが難しい

というのが大きなメリットです。



2.墓地に送られた後「魔法石の採掘」でサルベージできる。

たいていのカードは一度使ったら終わりで、再利用するにしても一度墓地のカードをデッキに戻してから再びそのカードを引くというプロセスを踏まなければなりませんが、ブラック・ホールは「魔法石の採掘」によってピンポイントで手札にサルベージすることができます。


同じ再利用でも次に使えるまでのスピードが段違いなのでこれも魔法カードならではの大きなメリットと言えるでしょう。




3.「ギャラクティカ・ジャメイヴュ」でアドバンテージを稼ぎながら回収できる。

2.で再利用の話をしましたが、最近出てきた魔法カードを再利用できるモンスター「ギャラクティカ・ジャメイヴュ」はただ再利用できるだけでなくアドバンテージを稼げるうえにブラック・ホール後はジャメイヴュの効果を繋げやすいのでこれも一つメリットとして挙げておきます。




4.相手の場のモンスターを全て破壊できる。

これはそのままなので説明不要だとは思いますがライフを先に削りきった方が勝ちというルールの仕様上相手の場にモンスターが少なければ少ないほど攻め込みやすいのでこれは当然大きなメリットになります。

物事を真剣に考えるときはどれだけ当たり前に見えるようなものでもなるべく一度無条件に出してしまって「見える化」した方がいいのでこれもメリットの欄に出させてもらいました。



5.フィールドのモンスターを空にできる。

これは4.と似ていますが自分も含めるというところで少し異なります。



自分のモンスターも破壊してしまうというのは基本的にはデメリットの方が多いですがジャメイヴュを筆頭にラッシュによくある「自分フィールドにこのカード以外のモンスターがいない場合」という条件を満たしやすくなるなど状況によってはこれすらもメリットになることがあります。



6.マキシマムモンスターを破壊できる。(一部のモンスターは除く)

ミラーフォースなどの罠で破壊する系はマキシマムモンスターには効かないことがほとんどなのでステータスも高く倒すのに苦労するマキシマムモンスターを破壊できるのは大きなメリット。



7.相手に無効化されにくい

罠破壊耐性を付与するカードはちょこちょこあるのですが魔法破壊耐性を付与するというカードはほとんどないのでブラック・ホールを使われた場合それを無力化するのはほぼ無理と言っても過言ではありません。


効果の通りやすさというのもこのカードのメリットです。


ブラック・ホールのデメリット

1.自分のモンスターも巻き込んでしまう。


2.先行初手にあっても使えない


3.相手の魔法罠ゾーンには影響を与えない

ざっくりと出すとこれぐらいですかね。

やっぱりぱっと見でもデメリットの方があっとう的に少ないので改めて強いカードなのは間違いないなぁという印象です。



1.自分のモンスターも巻き込んでしまう。

フィールドにいるモンスターであれば自分のモンスターすら破壊してしまうのはデメリットです。

しかし自分への被害も大きそうなときは発動しなければいいだけなのでこのデメリットによって致命的な被害を受けるということはなさそうです。



2.先行初手にあっても使えない

かなり限定された場面ではありますが先行初手に引いていてもメリットはありません。

なんなら罠であるミラーフォースを引いていたほうが相手の盤面を破壊するのは早いくらいです。

しかし当然使えなければ温存しておけばいいだけの話なので比較的小さいデメリットです。



3.相手の魔法罠ゾーンには影響を与えない

当たり前ですがブラック・ホールで破壊できるカードはモンスターのみなので相手の魔法罠ゾーンには一切影響を与えません。魔法罠まで破壊出来たら強すぎますからね。笑
なのでせっかく場を開けて相手に攻め込んでも相手の罠によっては攻めを阻害されてしまう可能性があるのはデメリットです。




・・・ふむ、どうやらここら辺にブラック・ホールの対策の糸口がありそうですね!



ブラック・ホールの特に強い点

ブラックホール2

ここまでブラック・ホールのメリットとデメリットについて詳しく見てきましたがその中で個人的に特に強いなと感じた点は、

魔法石の採掘で回収できる

ここだと思うんですよね。


レジェンドカードだけで見ればブラック・ホールとミラーフォースや激流葬は似ていて一長一短ですが、ブラック・ホールが強いのは「魔法石の採掘でピンポイントで回収できる」というところが大きいんじゃないかなと思いました。


今はラッシュのカードプールも充実してきて一度使ったカードでも全て再利用することができるようになりました

レジェンドカードを再利用するのが強いのは言うまでもなく、その中でもピンポイントでブラック・ホールをサルベージできる魔法石の採掘の存在がブラック・ホールの優先順位を上げている要因じゃないかと思いました。

もちろん他のメリットも十分採用にいたるくらいのメリットはありますが「基本的に一回しか使えない」、というのと「二回以上使えるかもしれない」というのは強力なレジェンドカードにおいて大きな差ですよね。

逆に言えば魔法石の採掘が入ってなくて特に他に理由がないなら他のレジェンドカードでもいいのかもしれません。



ブラック・ホールどうするか問題

ここまで分析してみていかにブラック・ホールが強いかは分かりました。
そして対策の難しさも分かりました。

ではそこで次に出てくるのがブラック・ホールどうするか問題です



冒頭でも書いた通りここ最近の大会で僕は勝勢な状況から何度もブラック・ホールでひっくり返されて負けてきましたし、他のプレイヤーも同じ目に合ってるのを目の当たりにしてきました。
正直ブラックホールゲー化してる危機さえ感じました。

じゃあもう成す術はないのか、先に引かれたら諦めるしかないのか。
対策も難しいし、対策したところで一枚しか入ってないカードだし相手が引かないかもしれません。もし相手がブラック・ホールを引かなければミスリードになりかねません。

私たちはどうした方がいいのでしょうか?


結論から言うと僕は大会で優勝を目指しているなら無視すべきではない派ということになります。

もちろん使用デッキや環境などにもよって答えは変わってきますが基本的にはこの立場になります。
次で理由を解説していきます。


ブラック・ホールを無視しない方がいい理由

理由は以下4つです。

・諦めた場合ブラック・ホールを引いたもん勝ちになりやすくそれは50%の賭け

・今はほとんどの人がブラック・ホールを採用している

・撃たれた時の被害が大きすぎる

・対策と言っても低リスクな対策もある。

これらの理由から僕はブラック・ホールを無視しない方がいいと考えます。


詳しく説明します。


・諦めた場合ブラック・ホールを引いたもん勝ちになりやすくそれは50%の賭け

そのままですが仮にブラック・ホールの対策を諦めて先に引かれたらしょうがない、と考えるとしたら、自分と相手が理想のデッキだと仮定して自分の方が先にブラック・ホールを引く確率は単純計算で50%。
ただの賭けです。

おまけに大会で優勝を考えているなら3回、4回と勝たないといけないので50%の運勝ちをそれだけ続けるのは戦略としては得策じゃないでしょう。



・今はほとんどの人がブラック・ホールを採用している

今最も採用率の高いレジェンドであり強さや再利用のしやすさなどから考えても妥当だと思います。
実際に結果を残している構築を見ても明らかなのでブラック・ホールを意識した構築をすることは有効性が高いというのはデータからも分かります。

つまり簡単に言うと対策してもそれが無駄になりにくい、ということですね。



・撃たれた時の被害が大きすぎる

一度ブラック・ホールを撃たれると場ががら空きになってしまい、相手も準備が整って攻め込めるときにしか撃ってこないと思うので、そこからの猛攻は甚大な被害になってしまいます。
何度も勝勢の場をひっくり返されてきたことからもそこから巻き返すのがいかに難しいかは読者の方々も分かると思います。

デッキにたった一枚とは言え、ラッシュはドローもたくさんできるのでけっこう高確率で引かれてしまいます。

引かれても負けに直結しないなら無視もありかもしれませんがブラック・ホールの場合はかなりきついのでダメージを軽減できるならできるだけ軽減したいですよね。


・対策と言っても低リスクな対策もある

「対策」と言っても色々あると思いますがここでみんなが迷う理由は「わざわざブラック・ホール一枚の為に対策するの?」というところだと思います。

つまり対策というとややオーバーかもしれないですが要はブラック・ホールをされた後以外でも使えるカードなどであれば腐ってしまうリスクは小さいと言えます。
それであれば心配している「わざわざブラック・ホール一枚の為に」という問題はなくなるので悪くはない選択ではないでしょうか。



ブラック・ホールの対策案

ブラック・ホールを無視してはいけない理由は説明できたと思うので次は具体的な対策案です。


今までの説明でブラック・ホールの強さはもちろん、対策の難しさも分かりました。
実際このカードの対策はかなり難しいです。



ですが、最初の方に挙げた「ブラック・ホールのメリットデメリット」からなにかヒントはありそうです。

例えば項目の中に「マキシマムに強い(一部のモンスターを除く)」というのがあります。

そのブラック・ホールの効かない一部のモンスターである「終焔魔神ディスペラシオン」を使うというのも一つの方法ですし、

「先行初手にあっても使えない」というところを切り抜くと裏を返せば初手では使えないので相手はラッシュドローを増やすためにブラックホールを伏せる=バック割りを増やして使われる前に処理できる可能性を増やすというのも一つの方法です。

「相手の魔法罠ゾーンには影響を与えない」というところを見れば、「自分の場が空になっても発動できる罠カード」であれば相手の攻めを弱体化できるかもしれません。


対策は難しいですが自分に合いそうな方法でブラック・ホールを少しでもケアして勝てる方法を模索しましょう!

まとめ

今回は流行りに流行っていてどうしようもなさそうな「ブラック・ホール問題」について考えてみました。

まさかこんなに長くなると思ってなくてよくブラック・ホール一枚でここまで書くことあるなって自分でびっくりしてます。というか完全に頭おかしいです。


でも考えてみると色々な方法があるもんですね。


この記事で少しでもブラック・ホールの理不尽さから溜飲が下がる人が増えたらいいなぁと思います。



それでは今回はこんなところで!


ゴーラッシュ‼

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