【ラッシュデュエル】デッキ完全解説 ~機械~(旧ルール)

デッキ完全解説シリーズ第二弾は「機械」デッキを紹介していこうと思います。


「竜魔」がラッシュデュエルの代表的なデッキとして確立された後、「こんなデッキに勝てるデッキタイプなんてあるの?」と思ってた矢先にさっそうと現れ、竜魔にも劣らないフィジカルを持っておりとても驚いたデッキです。


機械デッキは現在でもギャラクシーカップ出場者が持ち込んでいたりするくらい長く愛用されているデッキで、ライフを削り取るスピードが異常に早いのが特徴です。


今回はこの機械の「速さ」の謎をひも解いていこうと思います。(今回の機械はマキシマムをしない型の前提で話を進めていきます)








目次

機械デッキとは?

名前の通り、機械族モンスターをメインに扱い機械族モンスターをサポートしてくれるカードを組み合わせて戦うビートダウン系のデッキです。


竜魔」というラッシュデュエル初代の完成度の高いデッキが生まれてから次に対抗馬として現れたラッシュの中では老舗のデッキです。


特徴としてはデッキにモンスターが多く、守備表示モンスターを貫通してくるカードが入ってる率が高いのでライフポイントを削る速度がかなり速い速攻系のデッキであるということ。


かといって防御が薄いかというとそうでもなく、専用罠カードもあったりと意外と攻防のバランスは良いです。


レジェンドも自由に選択できるのもポイント。

機械族の強み

機械族の一番の強みは「貫通」です。

守備表示モンスターを攻撃したとき本来戦闘ダメージは与えられないですが貫通を持つカードを使うと攻撃表示のモンスターを攻撃したのと同じように数値の差分の戦闘ダメージを与えることができます。


筆頭カード且つエースカードは「鋼機神ミラーイノベイター」で間違いないでしょう。
自分の墓地の機械族をデッキに戻すことで攻撃力アップができ、一体のみ戻すことで自身に貫通効果を付与することができます。

こいつが非常に強力で、こいつの存在が機械族デッキというものを確立させたといっても過言じゃありません。


「え?たかだか貫通でしょ?」と思う方も少なくないかもしれません。しかし貫通を侮ることなかれ。
ラッシュの貫通はめっっっっっちゃ強いです。



ちょっとここで貫通の強さについて改めて説明します。


ラッシュデュエルは皆さんご存じの通り通常召喚が無制限です。


モンスターゾーンは三体分あるのですが一ターンでモンスターゾーンを埋めることも可能なくらい大量展開が容易です。


では相手に先にモンスターを展開された場合はどうやってその盤面を切り返すのがいいでしょうか?


通常召喚は無制限なのでモンスターのセットも一ターンに何度も可能です。


なのでモンスターを三体セットして守備表示でダメージを受けないように耐え、それでも手札は余るので手札が盤面を返せるくらい整うのを待つ、というのが定石となります。


相手はすでにモンスターを展開しているので最上級モンスターは増えるかもしれませんがフィールドのモンスターの数の上限は三体までなので相手の手札には出せないモンスターが溜まる、それはつまりドローフェイズのドローが減るというデメリットも抱えているわけです。


ダメージさえ受けなければ受ける側はひたすらモンスターを壁にして起死回生のチャンスを待てばいいので、ラッシュにおいての下級モンスターの価値というのは非常に高いんですね。


で、本来その時に攻め手側は攻めあぐねてしまうのですが貫通を持つモンスターがいるとそのまま相手に戦闘ダメージを与えられるので受け側に準備の時間を与えずに攻め手側に有利な状況を作ることができます。


しかもラッシュは数値の都合上守備力が高いモンスターよりも攻撃力が高いモンスターの方が便利であり、下級の攻撃力が高いモンスターは軒並み守備力が低い傾向にあるので貫通のダメージ量は馬鹿になりません。





ミラーイノベイターの場合はモンスター効果による貫通なのでほぼ毎ターン貫通効果を付与でき、攻撃力2400というハーディフェンス・ミッションが効かない値なのも厄介です。


このモンスター効果での貫通というのがかなり強くて、他のデッキでも「貫通!」や「10sionMAX!!!」、「メテオ・チャージ」などの貫通系を採用してるデッキはありますが、それらは魔法カードなので基本使い切りであり、攻め手の時に特に強いカードです。

しかしミラーイノベイターは最上級モンスターという枠且つ、貫通効果を持っているのでデッキのスロット的にも無駄がなく、バフ効果もあるので攻め手、受け手、どちらの時でも活躍できるポテンシャルを持っています。


今まで貫通効果を持てるモンスターが「イノセント・ランサー」くらいしかなかったことを考えるとミラーイノベイターがいかにヤバいカードか分るでしょう。



この絶対的エース、ミラーイノベイターの登場で今までほぼガチデッキの選択肢が竜魔しかなかった時代に新たな選択肢を生み出しました。


ドリリング・トラクタイガー」や「ジョインテック・ラッシュホーン」の存在からも機械族が貫通効果の中枢を担っていることが分かりますね。


もう一枚機械族の速さに拍車をかけてるカードが「最強旗獣エイムイーグル」です。


こいつもめちゃくちゃ強くて、無駄の少ない下級モンスターでありながら自身の効果でレベルを問わず手札の機械族モンスターを特殊召喚しつつ攻撃力を1000も上げることができます。


二体リリースして効果を使うので最上級を出すのであればアドバンテージ的にはアドバンス召喚と変わらず、実質ただで攻撃力を1000上げれるので「風精の加護」を見るとエイムイーグルがいかに壊れているか分かります。
風精の加護も決して弱くないんだけどなぁ・・・



ミラーイノベイター以外にも機械族の最上級モンスターには優秀なモンスターが多く「最強戦旗エースブレイカー」や「シールド・ボーリング・コング」なども相手のモンスターをどかすのに便利な効果ですし、「ジョインテック・レックス」で魔法罠ゾーンのカードを破壊することも可能と前も後ろも対処する手段を持ってるんですね。


特にエースブレイカーはマキシマムモンスターも破壊できるのでここは他のデッキとの大きな差別化になりそうです。


これらのモンスター除去能力、貫通能力の高さによりガンガン相手のライフを削っていき、速攻でライフを削りきる。というのが「機械」の基本的な戦い方になります。



魔法罠のサポートも豊富で、汎用的な魔法罠カード破壊である「鉄の重撃」やステータスを底上げできるフィールド魔法「世紀末獣機界ビーストギア・ワールド」、最強魔法の「潜入開始」も入れられて、相手の潜入開始は機械専用罠カードの「獣機界奥義 獣之拳」「バトル左遷」で防げるというレパートリーの広さを持っています。



特に潜入開始を低リスクで防げるカードはかなり少ないのでこのレパートリーの広さを見ると機械族ってやっぱり優秀だなぁと思います。




機械の弱点

機械族デッキはどのデッキと戦っても平均点以上出せる非常に優秀なデッキです。


ミラーイノベイターやクラフタードローン、最強旗獣サージバイコーンなどを活用していきたい以上、やはり機械族モンスターは多めにデッキに入れる必要があるので強いて言うなら「」を使うデッキは永続的にステータスを下げられてしまうので苦手なデッキです。
墓地の機械族を減らせる「バックビート」も使われるとかなりきついですね。
「鉄の重撃」や「ジョインテック・レックス」で優先的に割りたいところです。


メインから投入するのは入れる側もリスクがあるので数は少ないですがお水デッキには「お母さんの嵐」という最強の機械デッキメタがあるのでどうしても機械に恨みがあって倒したい人はお水を使いましょう。




エイムイーグルを筆頭とした下級モンスターに優秀なモンスターが多く、星3以下がけっこう多いので「酢酸のたまった落とし穴」はけっこうおススメです。

これはメタというよりは機械デッキを使ってる側のマインドの問題なのですが、機械は優秀な最上級モンスターが多いがゆえについつい欲張って最上級モンスターを多めに採用しがちです。
そこで酢酸を上手く決められると相手はしようと思っていたアドバンス召喚ができなくなり手札に最上級が固まってしまい想像以上の痛手を与えられることもあるので酢酸は状況次第で超強力なカードになります。

セットで避けることもできますがクラフター・ドローンやエイムイーグルを使うために表で出したい場面も多いですしね。


聖塔の危機も悪くはないのですがエイムイーグルや潜入開始での特殊召喚という裏目があるのは覚えておきましょう。

機械 サンプルレシピ

デッキ40

モンスター28
最上級9
鋼機神ミラーイノベイター 3
最強戦旗タフストライカー 3
最強戦旗エースブレイカー 1
ジョインテック・レックス 1
シールド・ボーリング・コング 1

下級19
サテライトペガサス 3
ナリキング・レックス 3
最強旗獣エイムイーグル 3
クラフター・ドローン 3
キャノン・ソルジャー 3
最強旗獣アバンウルフ 3
最強旗獣サージバイコーン 1

魔法8
ゴースト・サイクロン 3
潜入開始 3
七宝船 1
世紀末獣機界ビーストギア・ワールド 1

罠4
獣機界奥義 獣之拳 3
[レジェンド]聖なるバリア‐ミラーフォース‐ 1

機械のサンプルレシピです。あくまでサンプルですので慣れてきたらお好みでデッキを調整してくださいね。

以下簡単に採用理由です。


最上級はちょっと多めの9枚。潜入開始やクラフタードローンでコスト軽減できるので強気の枚数。
色んな最上級モンスターに触れてもらうために種類は散らしました。


サテライトペガサス3とナリキングレックス3で後攻でもかなり安心してプレイできます。
中盤以降でいらなくなったらエイムイーグルのコストにしちゃいましょう!


ゴースト・サイクロン信者なので重撃よりゴーストにしてますがここはお好みで。


獣機界奥義 獣之拳は個人的には必須。
ワンチャンアド取れて相手のオーダーも防げます。


レジェンドは割となにいれても強いと思うのでお好きなカードで調整してみてください。



圧倒的スピード感でライフをゴリゴリ削れて爽快な「機械デッキ」是非楽しんでみてください!


まとめ

今回はデッキ紹介編の第二弾として「機械」を紹介してみました。


「竜魔」の完成形を見たときは「こんなデッキに勝てるデッキ今後出てくるのかなぁ」・・・と思ったりもしましたが機械恐ろしいですね、竜魔にも全然負けてない。


竜魔のダークリベレイションのようなチート級の防御カードはないですが圧倒的な攻撃性能でそのまま押し切ってしまうという強引さ。
最強の攻撃は最強の防御だって誰かが言ってたけどまさにこのデッキですね。


「僕は守るよりどんどん攻めたいんだ!」というかたに「機械」はぴったりだと思うので是非使ってみてください。



今回の考察は以上です、

なにか問題点修正点あればご指摘ください。






それでは!



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