【ラッシュデュエル】デッキ完全解説 ~竜魔~(旧ルール)

今回はラッシュデュエルの代表的なデッキであり元祖である「竜魔」デッキを紹介していこうと思います。


代表的なデッキでありラッシュデュエル初心者が使っても使いやすく、ちゃんと強い。
個人的に初心者には一番おススメなデッキです。

初心者じゃなくてもラッシュデュエルの本質がおおいに詰まったデッキなので基本の復習としてもぜひ色んな人に見ていただきたいです!






目次

竜魔とは?

ラッシュデュエルは2022年4月4日に最初のカードセット、スターターデッキ 遊我-切り開け! セブンスロード!!スターターデッキ ルーク-爆裂覇道! ドラギアス!!-」という最初から40枚のデッキが構築されている構築済みデッキの発売によりラッシュデュエルが始まりました。


すごく平たく言うと魔法使いデッキとドラゴン族デッキです。(一気に安っぽく聞こえる、、、)




この「ドラゴン」族と「魔」法使い族の良いところを組み合わせて出来たハイブリッドが主にネット上などで「竜魔」と呼ばれるようになりました。






竜魔誕生ルーツ

僕もこれを最初は買って、ルールは遊戯王OCGをやってたしルールブックも一緒についてきたのでそれを読みながら僕が魔法使いデッキ、友達がドラゴン族デッキで対戦して実際に遊んでみました。


すると、何回か対戦していくうちに恐ろしいことが分かりました。


「ダ、ダダダ、ダークリベレイションが、強すぎる、、、、、!!!」ということに。


このゲームはバトルフェイズが終わったらエンドフェイズとなり何もできずに相手のターンになるのでバトルフェイズにモンスターを全破壊されたらモンスターゾーンががら空きのまま相手にターンを渡すはめになるのです。そこにリカバリーの余地はありません。


それにラッシュデュエルは遊戯王OCGと違いドローがたくさんできるのでそのぶんデッキの減りもすごく早いのでダークリベレイションのコストである「墓地の魔法使いモンスターを4体デッキに戻す」ことも一種のメリットになりえます。


「こんな強いカードがレジェンドじゃないのか…」と驚愕しつつも対戦を続けていくと何回か負けるケースも出てきました。


その負けた時のだいたいの敗因がドラゴンデッキのエースモンスター、「連撃竜ドラギアス」でした。


モンスター二体をリリースして出せるこのエースはデッキの一番上のカードを墓地へ送るというほぼノーコストで最大二回攻撃を可能にします。
その攻撃力は実質5000
しかも二回攻撃により相手のモンスターを最大二体減らせるので他の自分のモンスターも相対的に攻撃が通りやすくなります


二回攻撃のインパクトが強いですが攻撃力2500は最上級モンスターのステータス最強ラインであり、攻撃をくらった後の返しのターンで処理するのも簡単ではないのです。


つまり相手は攻撃力2400以下の最上級モンスターを採用すること自体が大きなリスクになってしまうんですね。
これはとんでもないプレッシャーです。


じゃあ最大値の攻撃力2500のモンスターを採用することになりますがそれでも相打ちです。


ドラギアスがじゃんけんの「グー」なら相手は「グー」か「チョキ」しか選択肢がないということになります。
いやーこれは理不尽ですね。


そしてドラギアスを生かしたままにしてしまえばまたあの連撃の恐怖が襲い掛かります。
レジェンドでもおかしくない強さですよね。




と、このドラゴン族デッキのエース、ドラギアスがドラゴン族デッキ側の一番の強みといっていいでしょう。




一度通ってしまえば場がかなり貧弱になり敗勢濃厚になる「ダークリベレイション」。
召喚方法も平易で条件も緩く、簡単に大ダメージを与えれてしまう「連撃竜ドラギアス」。




僕も最初はドラゴン族デッキと魔法使いデッキどちらが強いのかな?と考えました。


しかしある勘の良い人はこう考えました。



「ドラギアスとダークリベレイション、両方入れたらいいんじゃね?」






ドラギアスなどでガンガン攻め、リベレイションで守る。
こうして攻防ともに優れ、大会でも一世風靡するほどの力を持った強力なデッキ「竜魔」が誕生したのであった。


竜魔の強み

竜魔は今はだいぶ数を減らしたものの、全盛期から二年が過ぎた今も使われるくらい完成度の高いデッキです。


竜魔は特定の強いコンボがある、というよりは単体で強いカードを多く採用した「スタンダード
」タイプのデッキです。


上でも解説した通り最強の攻撃性能を持ったドラギアス、最強の防御性能を持ったダークリベレイション。
この両方を持ち合わせていてすごく攻防のバランスがいいです。




ドラギアスは最上級モンスターの基本攻撃力が2600以上にインフレしない限り強いですし、ダクリベも相手の攻撃表示全て破壊という弱いわけがない効果をしています。


カードゲームは流行りのカードや一部の強いカードで生き物のように環境が変わっていきますが、こういうゲームのルールの原理原則に基づいて則している効果のカードはやっぱり強いです。


今では「罠カードでは破壊されない」という効果を付与するカードも増えてきましたが、
そのターン破壊されないだけでダクリベを使わず温存しておけば次のターン以降使えばいいですし、相手もダクリベがあるかないか分からない状態でそういうカードを使うのはリスクがあります。
なので対策するのも難しいのが現状です。




デッキの組み方としては、ダークリベレイションを使いたいのでメインのモンスター達は魔法使い族を多めに採用する必要がありますが、
逆に言えばそれさえしっかり守っていればデッキの自由度はけっこう高いです。


ダーク・ソーサラー」や「ライト・ソーサラー」などの攻撃力1500のソーサラー系、
墓地のモンスターをデッキに戻す「ささやきの妖精」、
相手の最上級モンスターをデバフする「セブンスロード・メイジ」など下級魔法使い族の種類も豊富です。




魔法罠のバリエーションも広く、モンスターをバフして貫通効果を付与できる「10sionMAX!!」や魔法罠を破壊できるオーソドッグスながら汎用性の高い「マジカル・ストリーム」、相手の攻撃を返り討ちにできる可能性のある「火の粉のカーテン」など色んなシチュエーションに対応することができます。


特にメイジや10sionMAX!!のようなバフデバフ系はドラギアスの戦闘破壊できる範囲を広げてくれるので相性がいいです。


環境のデッキに刺さるカードを多めに採用してもいいし、魔法使い族の種類を変えてもいいです。
魔法使い族はアニメで主人公が使っていたこともあり種類も多いのでそれも大きなメリットですね。


そのため流行りのデッキなどに適応するようなカードを採用しやすいのでどんなデッキが相手でも全く何もできずに負けるといったことは少なく安定感があります。


基本一本勝負のラッシュデュエルでは優勝するためには安定感というのはかなり重要になってきますのでそういう意味でも良いデッキだと思います。





竜魔の弱点

そんな攻防優れた竜魔に弱点なんてあるのでしょうか?




まず覚えておいてほしいのは、完璧なデッキは存在しません
どんなデッキにも穴はあるものです。


それは実はたいてい最大の強みに隠れていたりするものです。
つまり最大の強みは最大の弱点、だったりするんですね。




なのである対策を考えるときはまずそのデッキの一番の強みを理解して、それを否定することから考え始めましょう。


具体的に考えていきます。




さきほど竜魔の強みは最強の攻撃性能防御性能であることを説明しました。
具体的なカードは「連撃竜ドラギアス」と「ダークリベレイション」ですね。




これを両方無力化できるカードがあれば最高なのでまずはそれを考えます。


「そんな都合がいいカードあるわけない!」と思うかもしれませんが、アイディアは基本はまずはなるべく条件や否定的なことを考えずに思いつくままに出していきましょう


ある程度出してから吟味すればいいので最初から否定的になるのは機会損失になってしまいます。




考えてみると意外と出てきたりするもので、例えば「罠破壊耐性のあるマキシマムモンスター」


天帝龍樹ユグドラゴなんかはマキシマム召喚した攻撃力は4000でありドラギアスに戦闘破壊されず、罠カードで破壊されない効果も持っているのでダークリベレイションにも耐性を持っているわけです。


これならドラギアスにもダクリベにも強いという条件は満たしてますよね。


他には「獣機界奥義 獣之拳」はドラギアスの攻撃を無効化しながらダクリベを破壊できる可能性もあるのでドラギアスにもダクリベにも使えるということになります。


こんな感じでそのデッキの最大の強みを無力化したり効力を減らしたりするのが対策として有効です。




相手の中枢のカード複数枚に刺さるカードが今みたいにあればそれに越したことはないですが、片方だけに強いカードも十分候補に入ります。


例えばドラギアスを見るなら「ハーディフェンス・ミッション」やそもそもデッキに最上級で2500ラインを下回るモンスターを入れない、というのも立派な対策ですし、


ダクリベなら「ユニヴァーストーム」や「ハンマークラッシュ」などで発動する前に破壊したり、「バックビート」などで墓地のモンスターをデッキに戻したり、モンスターを一部守備表示にしたりして被害を少なくするなども有効です。
ラッシュデュエルは本家遊戯王のチェーン(カードの発動に対して別のカードを発動するシステム)の仕組みが今のところないので発動される前に対策するということが重要になってきます。




ただどちらにしても注意しなければいけないのは今話したのは特定のカードをメタったものであり、本当に相手のデッキ全体に有効かはしっかり吟味するのを忘れないでくださいね。


それでも竜魔は自由度が高いデッキなので「対策の対策」も割としやすく、そういう意味でも優秀なデッキだなぁと思います。




竜魔サンプルレシピ

デッキ40

モンスター28
最上級7
[レジェンド]創世神1
連撃竜ドラギアス3
セブンスロード・マジシャン1
ビックリード・ドラゴン1
邪影ダーク・ルーカー1

下級21
フェニックス・ドラゴン3
セブンスロード・メイジ3
アメイジング・ディーラー3
ミスティック・ディーラー3
はぐれ使い魔3
Mr.アルケ3
ことのはの妖精2
シードラゴン・ナイト
1

魔法7
ゴースト・サイクロン3
10sionMAX!!!2
七宝船1
昂光の裁き1


罠5
ダーク・リベレイション3
火の粉のカーテン1
へのかっぱ1

竜魔のサンプルレシピです。あくまでサンプルですので慣れてきたらお好みでデッキを調整してくださいね。

以下簡単に採用理由です。


最上級は安定の7枚。
最上級モンスターの種類が豊富なのでレジェンドは状況に応じて蘇生できるモンスターを選べる「創世神」を今回は選んでみました。
モンスターなのでことのはやシードラでの再利用も可能です。


上級に魔法使いが少ない代わりに下級をたんまり魔法使い族にしてダークリベレイションを打ちやすくしています。
序盤はディーラー系で墓地に魔法使いを溜めて出来るだけ4枚以上になるように意識しましょう。


相手のバックを割る手段として「マジカル・ストリーム」も優秀ですが後攻時の不利をリカバリーできる「ゴースト・サイクロン」を今回は採用しています。お好みで調整してもいいです。


10sionMAX!!!などの貫通系は二回攻撃できるドラギアスと相性抜群です!
一気に攻めてライフに差をつけましょう。


罠に関しては相手が表側モンスターを攻撃するときはカーテンの恐怖が、裏側に攻撃するときはへのかっぱの恐怖があるように少しいじわるしてみました。
1枚しか入ってないですが相手のシードラに割られるリスク回避と墓地に送られても相手は二枚目以降を意識して警戒してしまうので相手の判断を鈍らせる効果もあります。心理戦ですね。



攻撃も防御も安定して使いやすい竜魔を是非楽しんでみてください!


まとめ

今回はデッキ紹介編の第一弾として「竜魔」を紹介してみました!


第一弾なので気合い入れて書いたのでだいぶ長くなってしまった、、、


癖の少ないスタンダードなデッキですがそのデッキの攻めと守りのバランスや対応力の高さ、使いやすさなどが伝わったかなと思います。


ラッシュデュエルの初心者はまず竜魔を組めば間違いないので是非参考にしていただければ幸いです。



以上です、なにか問題点修正点あればご指摘ください。






それでは!



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